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名張市つつじが丘おもちゃ病院

三重県名張市つつじが丘でおもちゃの病院を開院しています。年中無休で修理は無料、部品代のみ実費です。おもちゃの修理依頼は tutuji@cb4.so-net.ne.jp へメールにてご連絡下さい。なお、宅配便での受け付けは行っておりません。このブログにはおもちゃ等の修理事例やツール製作などを載せていきます。故障診断や修理方法の改善等、ご意見をお寄せ下さい。

アンパンマンことばずかんDXの修理(センサー内にごみ混入)

1.患者
アンパンマンことばずかんDX
アンパンマンことばずかんDX(センサー内ごみ)外観「

2.症状
①電源オンでオープニングメッセージは喋るが、絵にタッチしても反応しない。

3.診察
①ケータイのカメラでペン先の奥を覗いたら、赤外線LEDは発光している。

②シリアルEEPRPM「24C02B」(U4)のVccは3.3Vとなっていて、オフされない。「イメージセンサーは生きている」とイメージプロセッサは判定しているようだ。

(イメージセンサーが応答を返さないと、イメージプロセッサはイメージセンサのVccをオフしてしまう。イメージセンサーのVccはシリアルEEPRPM「24C02B」(U4)のVccと共通である。)

③イメージセンサーの信号線を観測したところ、SEN_CLK、SEN_CMD、SEN_SD0、SEN_SD1ともに信号波形が観測され、センサーは動いているようだ。しかし、ドットコードに当てても波形に動きは現れない。

④光学系を含む撮像側の不良と思われる。

(イメージセンサー~イメージプロセッサ間のインタフェースは正常動作していると判断できる。)

⑤センサーの黒色のハウジングを切開したところ、下記画像にあるごみが出てきた。触感は固いプラスチックで、ドリルの切粉のように見える。これが撮像の邪魔をしていたと思われる。
アンパンマンことばずかんDX(センサー内ごみ)ごみ

⑥ハウジングの切開部分をホットボンドで埋め戻してタッチペンを組み戻し、ドットコードを読ませると正常に反応し、お喋りした。

4.治療
①診察の過程で、センサーハウジング内のごみを除去したことで復旧した。
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  1. 2018/11/29(木) 15:59:45|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

ドミノドーザーの修理(ギア欠け)

1.患者
ドミノドーザー
ドミノドーザー(ギア欠け)外観

2.症状
①ドミノを置いて行く間隔が長過ぎて、ドミノ倒しにならない。
ドミノドーザー(ギア欠け)症状1
車速が早いのか、ドミノを置く方が鈍いのか、相対的な問題だ。

3.診察
①ドミノカセットからドミノを押し出す機構の最終段のピニオン(12Tm0.5)が1歯欠損していたため、車の移動速度に対してドミノを置く速度が遅くなった。
ドミノドーザー(ギア欠け)診察1
ドミノドーザー(ギア欠け)診察2
ドミノドーザー(ギア欠け)診察3

②ギア欠けの部分でドミノを押し出す動作が止まるのだが、前段のギアがあるところまで回ると再び噛み合って動作を再開する。この動作が一定なので、間隔は広がるものの一定間隔でドミノが置かれる結果となっていた。

4.治療
①円盤の欠けたピニオン12Tm0.5を削り取り、市販品のピニオンを埋め込んだ。加工の要点は以下のとおり。

・円盤とピニオンを固定するため、セレーション擬きの加工を施す。

・円盤のピニオン部分を削り取る前に、0.6mmΦのドリルでピニオンの歯谷部分に12個のセレーション穴を掘っておく。
ドミノドーザー(ギア欠け)治療1

・ピニオンの嵌め込む部分(セレーション部分)を外形より小さくして、円盤にピニオンがすっぽり嵌り込み、ズレないようにする。
ドミノドーザー(ギア欠け)治療2

②元の位置に装着する
ドミノドーザー(ギア欠け)治療3

円盤とピニオンが外れないようにワッシャを被せて円盤を押さえ込むように軸を固定した。すると固定軸の頭が元々の位置より出ている状態になり、近辺の部品と干渉してメカ停止に陥るようになったので、軸の頭を面取りして接触しても逃げるようにした。
ドミノドーザー(ギア欠け)治療4

③ギアの空回りは無くなり所定の間隔でドミノが置かれるようになったが、ドミノカセットをフル装填した場合に最初の2~3枚のドミノ取り出しで動力が伝わらなくなる事象が発生した。その原因は、モーターから初段のギアへ動力を伝えるプーリーとゴムベルトが滑っていたためだった。アルコールで清掃すると滑りが無くなり、スムーズに動作するようになった。

④走らせると、適切な間隔でドミノを置いて行った。
ドミノドーザー(ギア欠け)治療5
  1. 2017/04/18(火) 18:20:59|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

スロットマシンの修理(機構改善)

1.患者
スロットマシン(機構変更)外観
スロットマシン(エポック社)

2.症状
①レバー操作が空振りして、スロットが動き出さない。

3.診察
①投入したコインが、動線の途中で逃げてしまい、レバー操作が機構部に伝わっていなかった。

②コインの動線を規制する部品が欠落しているように思うが、機構が元々どうなっていたのかは定かでない。

4.治療
①コインが逃げないように試行錯誤の結果、既存部品に引っ掛かりを設けることで想定した動線を辿るようにできた。
スロットマシン(機構変更)治療2
・赤矢印が新たに設けた「引っ掛かり」で、0.6mmΦのピアノ線を既存の樹脂部品に埋め込んだ。

・スロットマシンのレバーを操作するとコインの上側の黒樹脂分品が下に降りてきて、コインを介して、コインの下側の黒樹脂部品を押し下げる。

・レバーを戻すと、下部品はロックされたまま、上部品のみが上昇するので、コインの右側にある三角の樹脂部品がコインを左側に押し出し、コインは回収される。

スロットマシン(機構変更)治療1
・橙矢印がコインの動線で、「引っ掛かり」が無いときは、コインが下がり切らないうちに左側に逃げてしまっていた。

・「引っ掛かり」を設けることでコインが完全に下がり切ってから回収されるようになり、レバー操作が機構部に確実に伝わるようになった。

②正常に操作できるようになったので退院させて、様子見することにした。
  1. 2017/01/19(木) 17:16:30|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

愛犬てつ(イワヤ)の修理(傘歯車割れ)

1.患者
愛犬てつ(イワヤ)
愛犬てつ(赤外線受信不良)外観

2.症状
①リモコン操作が効かない。

②動きがぎこちない。

3.診察
①赤外線モニターで送信機の赤外線信号を観測すると各操作ボタンに対応した信号が観測されたので、送信機はOKと判断した。 (実はこれが誤診断で、訳は後述する)

②受信機側の不具合と考えて、ぬいぐるみ本体内の基板をチェックする。

③赤外線受信モジュールは頭の左右に1個ずつある。受信信号波形を観測するためコネクタのランド部分からLOUT、ROUT、GNDの信号線を引き出す。
愛犬てつ(赤外線受信不良)診察1

④ぬいぐるみ本体の受信信号(赤と黄)をモニターの受信信号(青)と比較すると、本体の受信信号は波形が乱れていた。送信機とぬいぐるみとの距離は20~30cmである。
愛犬てつ(赤外線受信不良)診察2

⑤2個とも壊れる可能性は低いだろうと思い送信機側を改めて確認すると、電池が消耗していることが判った。LR44電池2個とも開放電圧が1.32Vしかない。 (これが不具合の真の原因だった)

⑥元気な電池に交換すると左右とも正常な波形が観測できた。
愛犬てつ(赤外線受信不良)診察3
消耗電池の時に比べて、パルス巾が全体的に短くなっている。恐らく内蔵OSCの安定度が悪いのであろう。

⑦本体を組み戻して動作確認すると、リモコン操作が効くようになった。リモコンが効かない症状は送信機側の電池切れが原因だった。結果論としては、先に新品電池で動作確認すれば分解して基板を出す必要は無かった。

【考察】
・送信機の「ついてくる」のボタンを押すと、ぬいぐるみが送信機に向かって歩いてくるそうだ。送信機の方向を検知するために赤外線受信モジュールが左右にそれぞれ付いている訳だ。

・どの方向からも正常に受信できたら方向検知ができないので、敢えて受信感度を落としていると思われる。

・「ついてくる」ボタンの受信波形を観測してみた。
正面から送信
愛犬てつ(赤外線受信不良)診察4

向かって左側から送信
愛犬てつ(赤外線受信不良)診察5

向かって左側の近くから送信
愛犬てつ(赤外線受信不良)診察6

向かって右側から送信
愛犬てつ(赤外線受信不良)診察7

⑧動きがぎこちないという症状を観察すると、歩くときに後ろ足の動きが悪いようだ。

⑨ギアボックスを開けてみると、後ろ足へ動力を伝えるプロペラシャフトの先端に付いた傘歯車が割れて軸から滑っていることが判った。
愛犬てつ(赤外線受信不良)診察8
愛犬てつ(赤外線受信不良)診察9

4.治療
①割れた傘歯車は、外形12mm、モジュール1.0、歯数10。これをジュラコン棒材から切削加工で作る。

②元の歯形に合わせてギアカッターを調整する。
愛犬てつ(赤外線受信不良)治療1

③フライスで歯を削り出す。
愛犬てつ(赤外線受信不良)治療2

左が製作したギア、右が元のギア
愛犬てつ(赤外線受信不良)治療3

④ギアボックスに組み付け、当たりを調整して終了。

5.おまけ
このおもちゃの赤外線信号コードを観測した。

①キャリア周波数は38KHz

②「ついてくる」以外のボタンは、1回押下する毎に赤外線コードが1回送信される。押し続けても送信は1回しか行われない。

③「ついてくる」のボタンは、押下している間は信号が休みなく送信され続ける。

④「♪」のボタンは押下してから0.5秒くらい時間をおいてから赤外線コードが送信される。ちょい押ししても0.5秒後に送信される。

⑤HUMAN T
愛犬てつ(赤外線受信不良)おまけ1

HUMAN K
愛犬てつ(赤外線受信不良)おまけ2

DOG
愛犬てつ(赤外線受信不良)おまけ3


愛犬てつ(赤外線受信不良)おまけ4

ついてくる
愛犬てつ(赤外線受信不良)おまけ5

愛犬てつ(赤外線受信不良)おまけ6
  1. 2016/04/07(木) 16:30:25|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

トイヘリAIR HOGSの修理(ローター軸骨接ぎ)

1.患者
トイヘリAIR HOGS(SPIN MASTER LTD)
トイヘリAIR HOGS(ローター軸骨接ぎ)外観

2.症状
①ローター軸が折れて、ローターが回らない。

②充電端子が無くなっていて、充電できない。

3.診察
①ローター軸はギアボックスの軸受け部分で折れていた。
トイヘリAIR HOGS(ローター軸骨接ぎ)診察1
トイヘリAIR HOGS(ローター軸骨接ぎ)診察2

②充電端子は、カードエッジがハウジングの外に出ている構造だが、カードエッジ部分が無くなっていた。
トイヘリAIR HOGS(ローター軸骨接ぎ)診察3

4.治療
①ローター軸を骨接ぎする。ローター軸は2mmφ、骨は0.8mmφの鋼線を使う。

②接続点の芯を出すために治具を用意する。

治具のイメージ図
トイヘリAIR HOGS(ローター軸骨接ぎ)治療1

③16mm厚のジュラコン板材を使って、2.0mmφの穴を深さ8mmまで開ける。

④更に0.8mmφで貫通穴を開ける。
トイヘリAIR HOGS(ローター軸骨接ぎ)治療2

⑤治具の2.0mmφ側にローターシャフトを差し込み、0.8mmφ側から0.8mmφのドリルでローターシャフトに深さ10mmの穴を開ける。
トイヘリAIR HOGS(ローター軸骨接ぎ)治療2-2

⑥芯ぶれなくきれいに開けられた。
トイヘリAIR HOGS(ローター軸骨接ぎ)治療4
トイヘリAIR HOGS(ローター軸骨接ぎ)治療3

⑦0.8mmφの鋼線を長さ18mmに切断して、ローターシャフトに開けた穴にエポキシ系接着剤で接着する。
トイヘリAIR HOGS(ローター軸骨接ぎ)治療5

⑧充電端子は基板から配線コードを引き出して、別のコネクタで充電器(送信機)と接続するように改造した。
トイヘリAIR HOGS(ローター軸骨接ぎ)治療6
3Pのコネクタを使って両端を-、中央を+にすることで、逆差しが起きないように配慮した。

⑨動作確認
ローター軸の骨接ぎで若干の曲がりが残ってしまい、回転時の振動が大きくスタビライザーが働き難くなったと思われる。浮上はするが制御は難しい。元々2chの設計なので、それなりの操縦性のものだと思う。
  1. 2016/03/23(水) 14:29:57|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

消防車MARUSHOの修理(ギア製作)

1.患者
消防車(MARUSHO)
消防車MARUSHOの修理(ギア製作)外観

2.症状
①モーター回っているようだが、カチッカチッとギアが外れるような音がして動かない。

②サイレン音が鳴らない。赤色灯も片方が点灯しっ放しである。

3.診察
①全体の機構は以下のようになっている。左下のカムでラックを動かせて、ラックが梯子の台座を回転させる。下の画像は故障時の状態を撮影したもので、右下のカムの位置が180度反転してしまっていて、本来はカムがラックを左方向へ動かすように作用する。ラック/ピニオン機構で白い紐がドラムに巻き取られて梯子が縮む仕組みになっている。
消防車MARUSHOの修理(ギア製作)診察1

消防車MARUSHOの修理(ギア製作)診察2

②梯子を駆動する機構を構成するラック/ピニオンで、ピニオンギアに割れがあった。割れ部分でラック/ピニオンが固まってしまう。
消防車MARUSHOの修理(ギア製作)診察3

消防車MARUSHOの修理(ギア製作)診察4

③このピニオンは梯子を畳むための紐を巻き上げるドラムと一体成型されている。大きな力が掛かるギアなのに汎用プラスチック素材で作られていることが割れる原因ではないか。以前にこれと同じおもちゃを修理したことがあるが、そのときも今回と同じギアが同じように割れていた。

4.治療
①POM樹脂で機械強度が高いギアを製作して交換する。

②外径は7.2mm、歯数は8枚。モジュールサイズは0.72と中途半端な値になる。割れて膨らんでいると考えるて、外径7.0mmでモジュールサイズは0.7で製作する。

【ギア製作工程】
③POM樹脂の丸棒を治具に取り付けて外径を7.0mmまで削り、インデックスロータリーに取り付ける。
消防車MARUSHOの修理(ギア製作)治療1

④ギアカッターで1枚ずつ削って行く。インデックスロータリーを進めて、8枚分を全部削る。
消防車MARUSHOの修理(ギア製作)治療2

消防車MARUSHOの修理(ギア製作)治療3

【組み付け】
⑤元のピニオン部分を切り取り、製作したピニオンを軸に打ち込み、取り付ける。
消防車MARUSHOの修理(ギア製作)治療4

【その他の修理】
⑥カムにも割れがあり空回りしていた。角軸なので針金で縛ることで固定できた。2か所修復した。
消防車MARUSHOの修理(ギア製作)治療5

消防車MARUSHOの修理(ギア製作)治療6

⑦ハウジングを被せて動作確認したところ、梯子を仕舞う動作でカチッとギアが舐めることがある。ラックを強力なバネで引っ張っていて機械的な負荷が重く、上の画像のウォームギアと平ギアの噛み合わせが浅くて舐めていることが判った。

⑧軸受けは健常でギアの位置関係が狂っているようではないし、ギアに欠けや割れもない。対処として、ウォームギアの軸受を噛み合いが深くなる方向へ寄せることにした。細い棒やすりで軸受の穴を長くして、隙間の開いた方には針金を詰める。針金はハンマーで叩いて平たくしておく。
消防車MARUSHOの修理(ギア製作)治療8

⑨機械的な負荷を下げるため、ラックを引っ張るバネを弱めのものに交換し、梯子を仕舞う紐を少し緩めてスムーズに動作するようになった。その代償として梯子が完全に下がり切らないこととなったが、我慢していただく。自己評価は60/100点。

⑩赤色灯とサイレン音は、メカの修理後に確認すると自然回復していた。基板をたわめたり温度ストレスを与えたりしてみたが、不具合は再現しなかった。
消防車MARUSHOの修理(ギア製作)治療7
  1. 2015/09/26(土) 19:07:18|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

ラジコン軽トラの修理(ギア変形)

1.患者
ラジコンの軽トラック
ラジコン軽トラの修理(ギア変形)外観

2.症状
①バックしない。バック時にメカが渋っているようだ。

3.診察
①第2ギアの1歯が変形していて、第3ギアとの噛み合わせでバック時に渋りがある。
ラジコン軽トラの修理(ギア変形)診察1

矢印の歯が舐めて、端の部分のみ変形している。
ラジコン軽トラの修理(ギア変形)診察2

②車軸に付いている第3ギアには変形は無い。

4.治療
①大きい方が23枚で一般に流通していない。普通ならギアを製作することになってしまうのだが、このおもちゃの場合は、第3ギアを裏返して車軸に取り付けることで、第2ギアの変形していない部分で噛み合わせることができた。
ラジコン軽トラの修理(ギア変形)治療1

②元通りに組み付けて、走行テストは良好となった。
  1. 2015/09/11(金) 19:03:23|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

プラレール江ノ電の修理(軸受工作)

1.患者
プラレール江ノ電
プラレール江ノ電(軸受工作)外観

2.症状
①走らない。

②サウンドが出ない。

3.診察
①車輪軸とギア軸を押える車両内のプラ部品が欠損していて、内部が見えている。このため、ギアと車輪がブラブラな状態になっている。
プラレール江ノ電(軸受工作)診察

4.治療
①元々のプラ部品を作るのはメンドイので、車輪軸とギア軸を別々にシャーシに固定するように工作する。ギア軸は0.6mmφの針金で軸受に縛り付ける。
プラレール江ノ電(軸受工作)治療1
プラレール江ノ電(軸受工作)治療2

②車輪軸は1.6mmφの針金で受け金具を作り、シャーシに2mm皿ネジで止める。
プラレール江ノ電(軸受工作)治療3

③基板とリミットSWを取り付けて、滑らかに回転することを確認した。
プラレール江ノ電(軸受工作)治療4

④最後にボディーを被せて走行テストをして、修理完了した。
  1. 2015/07/23(木) 11:37:09|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

江ノ電108号車の修理(タイヤホイール割れ)

1.患者
江ノ電108号車
江ノ電108号車(タイヤホイール割れ)外観

2.症状
①走らない。

3.診察
①タイヤホイールと車軸間が滑っていて、動力が伝わっていない。

②原因はタイヤホイールの割れで、左右とも酷く割れていた。
江ノ電108号車(タイヤホイール割れ)診察1

江ノ電108号車(タイヤホイール割れ)診察2

4.治療
①ジュラコン棒材でタイヤホイールを新規に作って取り替える。
江ノ電108号車(タイヤホイール割れ)治療1
江ノ電108号車(タイヤホイール割れ)治療2

②滑らかに走ることを確認して修理完了した。
江ノ電108号車(タイヤホイール割れ)治療3
  1. 2015/07/23(木) 11:22:43|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

トイコーパトカーの修理(ギアボックス破損)

1.患者
トイコーのパトカー
トイコーパトカー(ギアボックス破損)外観

2.症状
①音が鳴らない。

②走らない。

3.診察
①音が鳴らないのは、ラバー接点のプリントパターンが腐食していたのと導電ゴムにも緑青が付着して導電性が悪くなっていたため。
トイコーパトカー(ギアボックス破損)診察1

トイコーパトカー(ギアボックス破損)診察2
洗浄して回復した。

②走らないのはギアボックスが破損していたため。
トイコーパトカー(ギアボックス破損)診察3

トイコーパトカー(ギアボックス破損)診察4

4.治療
①ギアボックス内のギアそのものには破損は無かったので、ギアボックスを外側から針金で縛って固定する。
トイコーパトカー(ギアボックス破損)治療3

トイコーパトカー(ギアボックス破損)治療2

②軸受部をシャーシに縛り付けて、ギアボックスがシャーシから外れるのを予防しておく。
トイコーパトカー(ギアボックス破損)治療1

トイコーパトカー(ギアボックス破損)治療4
  1. 2015/06/19(金) 18:41:14|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

ディズニーオルゴールの修理(ムーブメント交換)

1.患者
ディズニーキャラクターのメカ式オルゴール
ディズニーオルゴール(ムーブメント交換)外観

2.症状
①巻鍵を回しても空回りしてゼンマイが巻けない。

3.診察
①巻鍵を回した感触では、ゼンマイ軸からゼンマイが外れているような感じだ。

②巻鍵を逆に回すとオルゴールは鳴るが抵抗が無く、ギアが破損しているか外れているようだ。

③巻鍵がゼンマイ軸から外れず、ムーブメントが取り外せない。556を吹きかけて1晩置いてみたが外れなかった。そのため、化粧箱の内側で巻鍵の軸を切断することにした。香箱を破壊すれば巻鍵を外すことができたかも知れないが、ムーブメントは再利用できなくなる可能性が高い。切断した巻鍵の修復はコストが掛からないので、巻鍵を切断する方を採った。
ディズニーオルゴール(ムーブメント交換)診察1

④香箱のかしめ部が破損してフレームから外れていた。そのため、第3ギアと第4ギア、調速機構も欠落していた。
ディズニーオルゴール(ムーブメント交換)診察2

⑤第1ギアと第2ギアの歯先が舐めて変形していた。
ディズニーオルゴール(ムーブメント交換)診察3

ディズニーオルゴール(ムーブメント交換)診察4

⑥ゼンマイは健全であった。ゼンマイ軸をきちんと差し込むとゼンマイを巻き込むことができた。

4.治療
①破損箇所が多いので、ムーブメント全体を新品に交換した。ムーブメントを生かすために巻鍵の軸を切断する方を採ったのだが結果は裏目に出てしまった。シリンダーと弁は元のものを移植して曲目は引き継いだ。
ディズニーオルゴール(ムーブメント交換)治療1
(上記画像はストッパーの取り付け方向が間違っているので注意! 撮影後に気が付き、修理品は修正済み)

②巻鍵を修復するため、アタッチメントを作った。アタッチメントの左端は3.5mmめねじ、右端は3mmおねじを切って巻鍵に取り付けた。
ディズニーオルゴール(ムーブメント交換)治療2

ディズニーオルゴール(ムーブメント交換)治療3

③動作させてみると飾りを動かすメカの負荷が重く、駆動するギアが舐めてしまう。注油や動きの量を少なくしたり、飾りの位置を復元するバネを外して重力のみで復元するようにしたり、メカの負荷を軽くしたらスムーズに動作するようになった。
ディズニーオルゴール(ムーブメント交換)治療4

ディズニーオルゴール(ムーブメント交換)治療5

ディズニーオルゴール(ムーブメント交換)治療6

動作確認の動画はこちら
  1. 2015/06/18(木) 11:32:35|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

TOHOプッシュゼンマイアンパンマンSLの修理(ギア欠け)

1.患者
プッシュゼンマイアンパンマンSL(TOHO)
TOHOプッシュゼンマイアンパンマンSL(ギア欠け)外観

2.症状
①アンパンマンの人形を押し込んで放すと、バネの復元力でSLが走る。

②走る途中で、バネが一気に開放されてしまう。メカ外れかギア欠けがありそう。

3.診察
①ギアボックスを診たら、ギア欠けがあった。
TOHOプッシュゼンマイアンパンマンSL(ギア欠け)診察1

TOHOプッシュゼンマイアンパンマンSL(ギア欠け)診察2

4.治療
①欠けたギアはM0.5の10枚なので市販のピニオンギアに交換する。

②元々は大きい平ギアと軸とともに一体成型されているので、欠けていない平ギア部分を切り離して、別の金属シャフトに合体させる。軸径は2mmφ。
TOHOプッシュゼンマイアンパンマンSL(ギア欠け)治療1

TOHOプッシュゼンマイアンパンマンSL(ギア欠け)治療2

③ギアボックスに組み付け。
TOHOプッシュゼンマイアンパンマンSL(ギア欠け)治療3

④ハウジングを元に戻して、動作良好を確認した。
  1. 2015/06/11(木) 09:36:39|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

ダイニチファンヒーターの修理(ニードルのカーボン固着)

1.患者
石油ファンヒーター(ダイニチ)
ダイニチファンヒーターの修理(ニードルのカーボン固着)外観1

ダイニチファンヒーターの修理(ニードルのカーボン固着)外観2

2.症状
①点火せず、エラーが表示されるとのこと。

3.診察
①運転スイッチを「入」にして、症状を確認した。E02「着火ミス」が表示された。取説の記述は下記の通りである。
ダイニチファンヒーターの修理(ニードルのカーボン固着)診察1
燃料の供給経路に問題があるようだ。

②ネットには清掃によって回復する例が多く載っている。各部の点検を兼ねて、同じようにやってみることにした。

③前面パネルを外して、内部を診る。
ダイニチファンヒーターの修理(ニードルのカーボン固着)診察2

その結果、下記事象が確認された。
(1)フレームロッドと点火プラグのシリコン付着
(2)気化器ニードルのカーボン固着
(3)油受皿の水溜り

4.治療
①フレームロッドと点火プラグを#400紙やすりで磨き、付着したシリコンを除去した。
除去前
ダイニチファンヒーターの修理(ニードルのカーボン固着)治療1

除去後
ダイニチファンヒーターの修理(ニードルのカーボン固着)治療2

②気化器ニードルはガスレンジで赤熱して、固着したカーボンを除去した。
除去前
ダイニチファンヒーターの修理(ニードルのカーボン固着)治療3

除去後
ダイニチファンヒーターの修理(ニードルのカーボン固着)治療4

③油受皿の水とゴミはスポイトで吸い上げて除去した。水は底に沈んでいるので、底の方から吸い上げて、水が上がって来なくなるまで繰り返す。漂っているゴミは狙い撃ちしてスポイトに吸い込む。

④元通りに組み立てて運転スイッチを「入」にすると、点火直後に白煙が出て消火してしまう。E02のエラーが表示された。しかし、清掃前は着火すらしない様子だったが、短時間でも燃焼したようだ。再度「入」にすると更に燃焼時間が長くなり、10秒程度燃焼が継続した。3回目の「入」で不安定ながら燃焼が継続し、1分くらいで安定な炎になった。

⑤10分程度の運転を数回行って、安定に着火と燃焼することを確認した。
ダイニチファンヒーターの修理(ニードルのカーボン固着)治療5

⑥2時間の連続運転を行った結果、異常は認められず、修理完了とした。
  1. 2015/04/03(金) 14:27:53|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

4×4RACINGの修理(シャーシ割れ)

1.患者
4×4RACING
4×4RACINGの修理(シャーシ割れ)外観

2.症状
①音が鳴らない。

②前輪軸がブラブラしている。

③後輪ギヤボックスがブラブラしている。

3.診察
①音が鳴らないのは、スピーカーの配線コードが外れていたため。
4×4RACINGの修理(シャーシ割れ)診察1

②前輪軸がブラブラしているのは、シャーシの前輪軸受部が破損していたため。
4×4RACINGの修理(シャーシ割れ)診察2

③後輪ギヤボックスがブラブラしているのは、ギヤボックスをネジ止めするシャーシのボス部分が2か所割れていたため。
4×4RACINGの修理(シャーシ割れ)診察3

4×4RACINGの修理(シャーシ割れ)診察4

4.治療
①スピーカー配線は半田付けして、修理完了。

②前輪軸は0.9mmφの針金でシャーシに縛り付けた。
4×4RACINGの修理(シャーシ割れ)治療1

③ギヤボックスをネジ止めするシャーシのボス部分の割れは、0.9mmφの針金で縛り付けた。
4×4RACINGの修理(シャーシ割れ)治療2
4×4RACINGの修理(シャーシ割れ)治療3
  1. 2014/11/18(火) 11:40:58|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

車のワイパーギヤ破損の修理(ギヤ製作)

【経緯】
車のワイパーを駆動するギヤ
車のワイパーギヤ破損の修理外観
①上記画像の上側の平ギヤが割れていて、軸スベリして、ワイパーが動かないとのこと。

②ギヤ軸にワイパーが取り付く構造で、ワイパーを駆動する最終段のギヤになりストレスが大きい部分である。そのため、樹脂の経時劣化で破断したと思われる。

③下記画像のとおりギヤ軸にはセレーション加工が施されている。
車のワイパーギヤ破損の修理診察

【製作するもの】
①破損したギヤを複製して、交換する。

②ギヤ軸の外径は8.3mmφであり、セレーションの谷部分では8.0mmφ。ギアの軸穴を8.0mmφとして、圧挿入して固定できるか実験してみる。ジュラコン棒材に8.0mmφの軸穴を空けて軸に少し打ち込んでみた。結果は良好だったので、軸穴は8.0mmφとする。
車のワイパーギヤ破損の修理治療1

車のワイパーギヤ破損の修理治療2

③ギヤの外径は33mmφ。歯数を決めるため、歯のない部分にも歯形を描くと、20枚であった。
車のワイパーギヤ破損の修理治療3

車のワイパーギヤ破損の修理治療4

モジュール=外径/(歯数+2)=33/(20+2)=1.5 となり、
外径33mm、歯数20 で間違いない。厚みは9.4mm。

④材料は依頼者から支給されている。外径34mmφ、厚みは10mmのナイロン。
車のワイパーギヤ破損の修理治療5

【製作の過程】
①材料を支持するための治具を作る。建築用の六角ボルトの頭を平坦にして、4mmメネジを掘り、材料マウントのベースにする。外径8.0mmφ、内径3.9mmφ、厚み9mmのスペーサーをジュラコン材で作り、材料を4mmネジで締め込む。
車のワイパーギヤ破損の修理治療6

車のワイパーギヤ破損の修理治療7

②外径を33mmφに削る。
車のワイパーギヤ破損の修理治療8

③ギヤカッターを作る。材料は不要になった6mmφのドリルシャンク。グラインダーで研いで元のギヤの歯形に合わせ込む。
車のワイパーギヤ破損の修理治療9

④フライスで切削する。今回製作するギヤは円周の半分に相当する10枚分があればよい。
車のワイパーギヤ破損の修理治療10

車のワイパーギヤ破損の修理治療11

⑤ラックとの噛合いを確認する。
車のワイパーギヤ破損の修理治療13

比較のため元のギヤの画像も載せておく。
車のワイパーギヤ破損の修理治療12

⑥不要な部分をミーリングで削り取る。強度を確保するため、ギヤボックス内のクリアランスを得るのに最低限必要な分だけを切り取り、できるだけ肉厚を残すようにする。
車のワイパーギヤ破損の修理治療14

車のワイパーギヤ破損の修理治療15

これで完成。
  1. 2014/10/17(金) 20:11:38|
  2. メカ修理
  3. | コメント:2

絵が廻る聴診器(ベネッセ)の修理(ギヤ摩耗)

1.患者
絵が廻る聴診器(ベネッセ) (下図は修理後の撮影画像)
絵が廻る聴診器ベネッセの修理(ギヤ摩耗)外観1

絵が廻る聴診器ベネッセの修理(ギヤ摩耗)外観2

2.症状
①聴診器の先を当てて押すと窓に出る絵が廻るようになっている廻り難い。特に上図の画像で示した「大きく口を開けた絵」が出ているときには廻り出さないことが多い。

3.診察
①内部で何かが引っ掛かって、動きが悪くなっているようだ。

②ハウジングは接着されているので、側面を切開して分解した。

③引っ掛かる原因はクラウンギヤの摩耗だった。
絵が廻る聴診器ベネッセの修理(ギヤ摩耗)診察1

歯の山の先端部分がナメている。
絵が廻る聴診器ベネッセの修理(ギヤ摩耗)診察2

④相手のピニオンギヤの方は変形していなかった。
絵が廻る聴診器ベネッセの修理(ギヤ摩耗)診察3

⑤ギヤ間の距離を詰めれば、密に噛み合って引っ掛かからないことが判った。

4.治療
①クラウンギヤと軸受との隙間にスペーサーを入れることにする。
絵が廻る聴診器ベネッセの修理(ギヤ摩耗)治療1

②0.9mmφの針金で馬蹄形のスペーサーを作る。
絵が廻る聴診器ベネッセの修理(ギヤ摩耗)治療2

金槌で叩いて所望の厚みに圧延する。
絵が廻る聴診器ベネッセの修理(ギヤ摩耗)治療3

③作ったスペーサーをクラウンギヤと軸受との隙間に入れる。
絵が廻る聴診器ベネッセの修理(ギヤ摩耗)治療4

④ハウジングの切開した部分はホットメルトを充填して接合する。チューブの取り付け口はステンレスワイヤーで縛り、抜けないようにした。

⑤回転はスムーズになり、引っ掛かることは無くなった。
  1. 2014/10/09(木) 14:57:51|
  2. メカ修理
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Irリモコンロボットカーの修理(配線コード断線、バネ欠落)

1.患者
Irリモコンの変身ロボットカー(商品名は不明)
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)外観1

変身後はこうなる
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)外観2

2.症状
①送信機を操作しても、動かない。

②送信機の右側ボタン(変身指令のボタンと思われる)が押せない。

3.診察
①送信機を開けると、基板の右側が、プラ基台から1mm程度浮いていた。そのため操作ボタンと干渉し押せなくなっていた。プラ基台から浮いていた原因は、基板とプラ基台の間に電源コードが挟まっていたため。
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)診察1

②送信機の赤外線をモニタすると、赤外線は飛んでいた。プロトコルは判らないが、ボタン操作によって規則的に変化するので、送信機は動いているようだ。

③車の電源電流は約2mA流れていて、電源は繋がっているようである。しかし、送信機を操作しても電流値に変化がなく、回路が働いていないようだ。

④車のハウジングを外して動作確認したら、動いたり動かなかったりした。ルーズコンタクトではないかと、基板周りの配線経路を点検したら、赤外線受信モジュールの配線が、変身動作時に屈曲する部分で断線しているのを発見した。別のコードで曲率半径を大きくとって配線した。

Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)診察2

⑤送信機の操作でモーターが正逆転することを確認して、車のハウジングを戻してテスト走行したところ、右側のタイヤの動作がおかしい。機構を調べると、前進指令のときは左右とも前進回転する。変身指令するとモーターが逆転し、左側だけが後退回転し、右側はラチェット機構により動力伝達が遮断される仕組みである。動作がおかしいのは、前進指令のとき右側タイヤが回転しないことだ。右側を上にすると正しく動き、下にするとラチェットが外れてしまうようだ。

⑥チェット機構を診ると、ラチェットを押し付けるバネがあるべきなのに、それが無いことが判った。それで、右側を下にするとラチェットが外れてしまうのだ。手持ちのバネを取り付けて、ラチェット機構の問題は解消した。
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)診察3

4.治療

診察の過程で、下記3か所の不具合を修正して、動作は良好になった。

①送信機の基板取り付けのやり直し。

②受信機の赤外線受信モジュールの配線コード交換。

③車のラチェット機構で欠落していたバネは、代替品を装着。

5.おまけ

診察のついでに、赤外線信号のプロトコルを調査した。

【フレーム(バンド1)】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル1
フレーム長は160ms
第1データから第2データまでは20ms

【フレーム(バンド2)】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル2
第1データから第2データまでは40ms

【フレーム(バンド3)】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル3
第1データから第2データまでは60ms

【データ】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル4
リーダーは4ms
データ長は4ビット
値0は0.5ms
値1は1ms

【バンド1前進】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル5

【バンド2前進】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル6

【バンド3前進】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル7

【バンド1変身】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル8

【バンド2変身】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル9

【バンド3変身】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル10

【バンド1ストップ】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル11

【バンド2ストップ】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル12

【バンド3ストップ】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル13

コード分析結果
b’ABCD’
    AB:機能コード
       前進=01
       変身=10
       ストップ=11
    CD:バンド番号
       バンド1=00
       バンド2=01
       バンド3=10

【ストップフレーム(バンド1)】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル14
通常コードからストップコードまでの間隔は110ms
ストップコードのフレーム長は通常コードのときと同じ
ストップコードの第1データから第2データまでは通常コードのときと同じ
ストップコードは2フレーム(4データ)送出される

通常コード部の拡大
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル15

ストップコード部の拡大
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル16

Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル17

【ストップフレーム(バンド2)】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル18
通常コードからストップコードまでの間隔は120ms
ストップコードのフレーム長は通常コードのときと同じ
ストップコードの第1データから第2データまでは通常コードのときと同じ
ストップコードは2フレーム(4データ)送出される

【ストップフレーム(バンド3)】
Irリモコンロボットカー(配線コード断線、バネ欠落)プロトコル19
通常コードからストップコードまでの間隔は80ms
ストップコードのフレーム長は通常コードのときと同じ
ストップコードの第1データから第2データまでは通常コードのときと同じ
ストップコードは2フレーム(4データ)送出される
  1. 2014/08/17(日) 06:44:15|
  2. メカ修理
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乗用電動バイクの修理(ギア製作)

1.患者
乗用電動バイク
乗用バイク修理外観

2.症状
モーター音がせず、動かない。

3.診察
①バッテリーの電圧は1.9Vで、2Aの充電電流を流したところ端子電圧は3.9Vになった。しかし時間が経過しても端子電圧が上がって来ない。バッテリ不良と判断した。

②電源器を繋いでメカの動作確認を行うと、車輪の半回転は駆動されるが、もう半回転が空回りする。ギアボックスを分解すると最終段ギアの半円周分が破損していた。材料節約のためか、極端に肉厚が薄い作りである。残っている部分もひびが入っていて、ギアを交換する必要がある。
乗用バイク修理破損ギア

4.治療
①破損したギアはタイヤホイールとの勘合部と一体になっているが、平ギア部分のみを製作して元の勘合部と結合することにする。

②ここからはギア製作の様子を報告する。

(1)このギアの実測寸法は以下のとおり。
 外径:63.4mm 歯数:34枚 厚み10mm
 モジュールは 63.4/(34+2)=1.76 ⇒1.75と思われる。
 切り込み深さは3.8mm ⇒モジュール×2=3.5なので、標準より深めに作られているようだ。
 ギアカッターは元の歯形に習って作るので、モジュール値はあまり意識しない。切り込み深さも実測値に合わせる。

(2)先ずは材料の確保から。目黒区おもちゃの病院の「ドラえもんのポケット」ことDr T.M氏から、100φ12tのジュラコン板を提供していただいた。(謝謝)
乗用バイク修理ギア材料

(3)材料の板材の外径と厚みを旋盤で削り出すのだが、それには板材をチャックに支持する治具が必要であり、建築金具の「スクリュー座金」を利用して作った。
乗用バイク修理ギア材料治具1

乗用バイク修理ギア材料治具2

(4)M1.75のギアカッターは持っていないし、購入できるほどのお金持ちではないので、ギアカッターを自作することにした。5mmφの鋼線を利用して、元のギアの歯形に習ってグラインダーで研ぎ出す。そんなに高い精度が求められるわけではないので、この程度の工作で十分実用になる。
乗用バイク修理ギアカッター1

乗用バイク修理ギアカッター2

(5)フライスでギアの歯を一枚ずつ切り出していく。最初は切り込み深さの2/3ぐらいを切り込んで、歯形を確認する。機械のセッティングを調整して2回目に所定の切り込み深さで切り出す。
乗用バイク修理フライス2

乗用バイク修理フライス3

(6)使用したインデックスロータリーテーブルは1:40のもの。これにインデックスプレート34穴を取り付け、1歯毎にハンドルを1回転+6穴ずつ送る。

 【計算】34(穴)×40(回転)/34(歯数)/34(穴)=1(回転)余り6(穴)

乗用バイク修理フライス1

出来上がった平ギア
乗用バイク修理完成ギア1

(7)元の部材の破損したギア部分を切除して、新しいギアを装着する。3箇所をネジ止めで固定した。
乗用バイク修理完成ギア2

③ギアボックスに組み込む。走行確認の結果は良好で、異常音も無く滑らかに回転した。
乗用バイク修理完成ギア3
  1. 2013/11/28(木) 20:45:27|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

ホワイト犬の足折れ修理(針金細工)

1.患者
ホワイト犬(SOFTBANK)
ホワイト犬の足折れ修理(針金細工)外観

2.症状
右前足が動かない。

3.診察
下の画像が前足の上部の状況である。

ホワイト犬の足折れ修理(針金細工)診察

左側が左足で正常な形のもの。
右側が右足で上部が破損している。

しゃべらないのはスピーカが断線していた。

4.治療
右足の破損した部分は1.6mmφの針金で形を作り、0.55mmφの針金で母体に縛り付ける。
ホワイト犬の足折れ修理(針金細工)治療1

ホワイト犬の足折れ修理(針金細工)治療2

ホワイト犬の足折れ修理(針金細工)治療3

ホワイト犬の足折れ修理(針金細工)治療4

ホワイト犬の足折れ修理(針金細工)治療5

引っ張り力に対応するため、針金の先端は母体に差し込み固定する。
ホワイト犬の足折れ修理(針金細工)治療6

ホワイト犬の足折れ修理(針金細工)治療7

足の骨の形状が変わったため、歩いた歩数をカウントするためのリミットSWの取り付け位置を変えて、機能するようにした。
ホワイト犬の足折れ修理(針金細工)治療8


  1. 2013/03/04(月) 10:09:01|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0

メリー取り付けネジの修理(プラ部品補強)

1.患者
メリーの取り付けネジ
メリー取り付けネジの修理(プラ部品補強)外観

2.症状
割れて、頭部分と首下部分に分かれた。

3.診察
お客様の方で接着されたようだが、接着強度が持たなかったようだ。

4.治療
芯となる補強部品を作って、頭部分と首下部分を接合する。
材料はアクリル棒材を使用した。
メリー取り付けネジの修理(プラ部品補強)治療1

メリー取り付けネジの修理(プラ部品補強)治療2

首下部分と芯材にピンを入れて、ねじり力と引っ張り力に耐えられるようにする。
つまみをねじる力が芯材に伝わるように、心材の先端がつまみのスリットに嵌まるように整形する。
メリー取り付けネジの修理(プラ部品補強)治療3

2液混合エポキシ接着剤を塗布して母体に芯材を挿入し、ピンを入れて固定する。
メリー取り付けネジの修理(プラ部品補強)治療4

つまみ部品の内側にも接着材を塗布して、組み付ける。
メリー取り付けネジの修理(プラ部品補強)治療5
  1. 2013/03/04(月) 09:51:27|
  2. メカ修理
  3. | コメント:0
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プロフィール

大泉茂幸

Author:大泉茂幸
名張市つつじが丘おもちゃ病院
名張市つつじが丘南3番町129
tutuji@cb4.so-net.ne.jp
090-5534-6494
連絡は上記のメール、またはSMSでお願いします。

子どもの頃から趣味は電子工作一筋でやってきました。理科離れが進む中で科学技術に興味を持つ子どもが少しでも増えて行くことを願って、子ども達に電子工作の活動の場を提供しています。

1981年からおもちゃ病院の活動を始め、2014年に三重県名張市への移住を機に「つつじが丘おもちゃ病院」を開院しました。自分でおもちゃを設計し製作する【おもちゃ工房】と、マイコンを応用した電子工作を楽しむ【マイコンクラブ】も併設しています。新規参加メンバーを募集しています。

当ブログで公開している技術情報や成果物の複製、改変および再配布はフリーです。読者様のおもちゃ病院活動のお役に立てば幸いです。ご利用いただいた結果や感想等を記事へのコメントやメールでフィードバックしていただけると有難いです。なお、公開ファイルは最新版を載せているので、古い記事の内容から変わっている場合があります。

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